先輩インタビュー Interview
いつから働いていますか。
2005年に新卒で入社し、今年で20年目です。もともと「衣食住」のどれかに関わる仕事ならどんな時代でも困る事はないと考えており、その中でも住に関わる仕事に興味を持ちました。そのため、高校は建設科がある学校に進学して設計や構造力学、測量や溶接などを学び、その後、専門学校でさらに深く建築の知識を学んだのですが、自分の性格的に、設計というより建築現場に出て建物を作り上げることに魅力を感じるようになり、大工や他の道も検討している時期もありました。そんなとき、たまたま現場監督の仕事を知る機会があり、面白そうだと思い施工管理職にも興味を持つようになりました。
私は宮崎県出身なのですが、就職先を検討する際、場所は関東だと決めていたんです。丸山工務所以外にも検討している企業はありましたが、丸山工務所で働く先輩から話を聞いて「ここで働きたい」と思い、入社を決めました。
普段はどんな仕事をしていますか。
主に新築工事の施工管理を担当しています。入社当初から業務内容は大きく変わってはいませんが、任される範囲は変わりましたね。1年目は先輩社員の下でマンションの施工管理の勉強をしていました。2、3年目の秋頃からは、先輩社員の管理のもとマンションの施工管理をし、4年目からは1人で現場を任されるようになりました。今では高齢者施設や店舗の施工も手がけていますが、高齢者施設や店舗の施工は特に難しいですね。
仕事の流れとしては、自分で施工図を作図し、原価管理を行い、施主さんとの打ち合わせをします。打ち合わせの中で出てくる変更点について、可能かどうかを考え、実現方法を検討するのが私の役割です。
また、今は施工図のチェックなど若手社員の管理業務も行っています。昔自分がやってもらっていたことを自分がする側になっていきています。
仕事のやりがいについて教えてください。
私はこの仕事はとてもやりがいのある仕事だと思っています。
日々の業務は大変ですが、案件が終わりに近づき、足場が解体されているのを下から眺める時間は、とても感慨深いですね。「ああ、もう終わるんだな」としみじみ感じます。大変だった分、「やっとここまできた」という想いが溢れて、次も頑張ろうと思えます。
また、車に乗っている人が信号待ちで、自分が建てた建物を覗き込むようにして見ている姿を見ると、「どうよ、いい建物だろう」と誇らしい気持ちになりますね。
実際に働いてみて、意外だったことはありますか。
実は入社前は、現場に出て現場の管理をするだけだと思っていて、学生時代から作図が苦手だった事もあり、まさか自分で施工する図面を書くことになるとは思いませんでした。最初は図面を書くのが苦手でしたが、今はすべて自分で図面を書いています。こうした経験の積み重ねで図面作成のスピードも上がり、今では最初にかかっていた時間の半分くらいで書けるようになりました。
仕事で大変だったことはありますか。
協力業者さんとの金額交渉や、天気の影響で工期が思うように進まないときが大変ですね。
また、丸山工務所では若いうちから現場を任されるのですが、経験不足から職人さんに怒られることもありましたし、自分で図面を書いているからこそ譲れない意見もあって、職人さんの経験豊富な意見と、こちらの計画が合わないときには、議論が白熱することもありました。しかし、その過程で多くのことを学びましたし、同じ職人さんとご一緒することが多く、今では良い関係を築いていますし、私は職人さんのことは一緒に良い建物を作る仲間だと思っています。
会社の好きなところはありますか。
丸山工務所の明るい雰囲気が好きです。現場の仕事が中心なので社内の人と頻繁に会うわけではないですが、会うといつも楽しくて、会社全体として笑顔が多い印象があります。
また、みんなで助け合える雰囲気があるところも好きですね。辛いときの気持ちがお互い分かるので困っている時はみんなで助け合っています。
どんな人が丸山工務所に向いていると思いますか。
監督向きなのは自分の考えをはっきり言える人。この仕事では決断をする事が多いので、自分の意見や考えを言えない人は難しいのかなと思います。
実際私も昔からクラスのムードメーカーのような役割になることが多く、今でも現場を盛り上げて笑い声が絶えない現場にすることを大切にしています。眉間にしわ寄せて働くより笑顔で楽しく働くほうがいいですからね。
今後の目標やチャレンジしたいことがあれば教えてください。
以前念願の1級建築技施工管理技士の資格を取得したので、今後は役所の仕事も手がけていきたいと考えています。また、施主様に「この建物を建ててよかった」と思ってもらえるような建築を目指していきたいです。さらに、後輩たちが成長できるよう、優しく指導しながら楽しい現場を作っていくことも私の目標です。